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欠陥品だった
前回、とりあえずくっつけてテスト走行したところが、固定しているはずなのに、スライドしてしまいました。
セカンドシートに座っていた嫁はキレ気味でしたけど、僕はなんとなく不具合ありそうだとは思っていたんですよね…。だって安かったし。オークションの出品者の人は取り付けてみたけど使わなかったと書いてあったので、まぁ何かあるんだろうなと。
オークションに安く出ている物は、大抵いわくつきなので、そこはある程度予測して、その上で費用対効果を考えて、場合によってはゴミを買う覚悟で落札します。
同じ商品を調べてみましたが、たぶんコレ
かと思われます。
現在は販売していないようですが、かなりたたき売られていますね。元々欠陥があるのかもしれませんね。現在は似てはいますが、ちょっと違う商品が売られています。
VANNER ハイエース/レジアスエース 200系 標準ボディ S-GL専用 純正セカンドシートスライドレールキット 価格:59,400円 |
果たして対策されているのでしょうか?
ではまず不具合の原因から探っていきます。
中々の雑な仕事ぶりですねー。当然中華製なんでしょうね。ボルトが斜めに入っていたりしています。
レール部分のボルトナットを全部外してみましたが、鉄板が外れません。溶接されています。無駄な作業でした。溶接の補強でボルト止めしていたんですね。
次は側面を見てみます。
どうやらココでレールを止めているようです。でもなんだかガタガタしているので、ボルトを締めこんでみます。
締め混んでみたけど、試しにセットしてみたら、やっぱり動いてしまいます。
構造としては、ストッパー部分に穴が空いていて、それがレールのギザギザと噛み合っている状態であればしっかり止まるようです。
棒を上げるとストッパーがリリースされて、棒を解放するとストッパーが噛む仕組みです。
ところが、棒を解放してもストッパーがしっかり固定されないために、レールに力がかかるとストッパーが跳ねてしまい外れてしまいます。
また、レールが斜めに着いているとしっかりと噛んでくれません。
そこで、ストッパーが噛んでいる状態で固定する改造と、スライドレールがたわんで斜めにならないような土台作りをします。
穴を開ける
ストッパーが跳ねて外れないようにストッパーのヒンジの反対側につっかえ棒をします。
まずはスライドレールのシートベースにドリルで穴を開けます。床張りでも使ったリョービのドリル
。今回は鉄工用のビット
。
手元に余っているM6のボルト
を通す予定なので、5.5mmの下穴を開けて…。
M6用のタップをたてます。
たまにしか使わないけど、意外と重宝するんですよ。←すぐにネジをナメる男。
そしてM6ボルトをイン!
指で回して止まるくらいで良いと思います。要はガタつかなければオケー。本当は蝶ネジ
の方が良いかもですけど、無いので。
ガッチリ止まりました。思ったより効果有りそう。
レールの下に土台を入れる
を、レールの下の隙間に置いて、なるべく水平になるようにします。
所詮自動車なので、完璧な水平なんて無理ですけど、要するに重さが掛かった時にたわんで沈まないようにする訳です。
結構隙間だらけでした。フラットバーを各所に入れた事で、だいぶガッチリと着いた感じです。
中央部分の固定箇所も、高さを合わせて極力歪みを減らします。
やはり9人乗り架装の時にFBの端材を切って作ったスペーサー。スペーサー
自体は売っているものもあるけど、端材なので0円です。
ポッシュ(POSH) アルミユニバーサルカラー(内径10mmX外径21.6mmX厚さ10mm) 2個入り 101010 新品価格 |
あとはワッシャーなんかも使って微調整します。
思ったよりガッチリ着きました。シートのガタつきも無いので随分快適になりました。
大阪魂 丸ワッシャー(ハイテンションワッシャー)(S45C/三価ブラック)(パック品)13×26×3.2 1パック(6個) 価格:323円 |
今回のスライドレールは…。
いっぱい下がります。
本当はもっと下がりそうですけど、サードシートに当たってしまうのでココまでですけど。
いっぱい前に出ます。
スライドレールの最前状態で、S-GLシートの標準の前出しをするとココまで前出し出来ます。
はね上げも出来ます。
実際はね上げを使う機会はほとんど無いと思いますけど、出来ると出来ないとでは全然違います。純正の前出し機構の副産物みたいな物ですけどね。