DIYシルクスクリーン2日目です。
ジアゾ感光乳剤 を用意します。
ここからはスピードを要します。なるべく感光させないように作業します。
直射日光はNGなので、薄暗い室内での作業です。
紫外線NGですが、蛍光灯直下とかでなければ、速やかに作業すればそんなに神経質にならなくても大丈夫かと思います。
まず、小さい方の感光剤を湯で溶きます。
(分量など詳細は説明書に書いてあります。)
湯で溶いた感光剤を乳剤に混ぜます。
あまり激しく混ぜないで、よく混ぜます。
オレのは、ほっと〇っとのシャケ弁容器ですw
これも専門の道具があるのですが、要は流しながら塗布出来る形状であれば、何とかなります。
やりにくいですけど(爆)
両手がふさがってしまって写真が撮れなかったので、絵ですけどw
よく60度くらいとかいいますね。確かに45度くらいだとやりにくいかも。
シャケ弁だと塗りにくいので表も裏もやるといいかもです。
ムラ無く塗れたら、乳剤がたれないようにして暗所で乾かします。
つっても、暗所じゃ乾かないですよね。そんな時は、ドライヤーでブワーっと乾かします。
なぜなら、スピードが命ですから。感光したら台無しです。
乾いたら暗所で保管します。
感光乳剤を塗布したら長くは持たないので気をつけて下さい。
事前にポジ原稿を用意しておきます。
これは、会社に余っていたトレーシングペーパーにレーザープリンターで印刷したものです。
うち印刷屋なんで。使えるものは使います。
インクジェットプリンターなんかでやる場合は、こういうのとか↓
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があるんで、それのが性能いいと思います。
重要なのは絵柄以外の部分が光を通すこと。
今回はフォトショップ というソフトで作成しました。
オレは、グラフィックデザイナーなので、その手のソフトは一通り持っていますが、世の中には、フリーソフトで同じような機能を持ったソフトがわんさかあるので、自分の使いやすいソフトを使えばいいと思います。
手描きでもできますよ。
一番簡単なのは、全て線と塗りだけで構成したデザインです。
今回は網点を使っているのでちょっと難しいです。
フォトショップの場合、グレースケールで作った物をモノクロに変換する際、ハーフトーンスクリーンの設定が出来ます。
シルクスクリーンは、素人がやるにあたって、30線くらいが限界です。今回は、20線で作りました。
絵柄の向きは、凹んでいる方に対して正像になるようにします。
オレの場合は、マシンで露光するのでセロテープでちょこんと止めただけですが、直射日光でやる場合は、スプレーのりでバッチリ貼り付けた方がいいです。
説明書にはマシンの場合2〜4分と書いてありましたので、中間の3分露光しました。
ちょうど良かったようです。直射日光でもそれくらいでいいのでしょうか?
画像を見ると感光した部分と感光していない部分が一目瞭然です。
スポンジで結構ゴシゴシやらないと落ちません。
ここまでスピーディーにやります。この状態になれば光に当ててもへっちゃらです。
ここで2日目終わり。
3日目。この時点でピンホールなどの修正をしますが、特に見当たらないし面倒なので省略。
追い焼きをします。より硬化させるためです。直射日光でもマシンでも適当でオケー。
もはや怖いものなどない。
紙じゃないガムテープとかで良いでしょう。
本番の前に、いらないTシャツとかでテストした方がいいですよ。
しくじったら泣くしかないので。
ちなみに無地Tシャツは
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を買いました。
版の上部にインクを置いてスクィージー でゆっくりと一気に下げます。
角度は45度とか言いますけど、まあそんぐらいですかね。
やりやすい角度でやれば良いかと。気を付ける点は、途中でインクが無くならないようにする事です。
絵柄にもよりますが、広い塗りなどは結構インクが持って行かれます。
なるべく1回で、多くても2回くらいで印刷できれば綺麗にいくかと思います。
今回オレが使ったインクは、オフセット印刷用のゴールドですが、かなり難易度が高かったと思います。
なかなか乾かないし、普通は使わないと思います。学校ではアクリルガッシュ や、ポスターカラー なんかでやってました。
黒とかなら多少濃度がおかしくてもごまかせます。
オフセットインクのゴールドはなかなか乾きませんでした。
そもそも、水と紙と空気に反応するインクなので、Tシャツには無理があったかも...。
でも、1回洗濯して干したら何とかなりました。