ポンコツですけど、アンティークで渋いです。
前々から「創造倉人-Creative Croudo-」において、ミニユンボの必要性を感じていました。
一先ずはレンタルをしようと思い、「小型車両系建設機械」の免許を取得したのですが、ミニユンボとは言えレンタルすると1日1万円くらいかかるし、それに燃油代、陸送orトラック代(+ラダー)で安くても1日合計3万円くらいはかかってしまうのですよ。
連日使えれば割安なんですけど、僕は週末くらいしか行けないので、長くても2日です。
数年間某オークションに張り付いていましたけど、かなりのジャンクでも数十万行ってしまいますね。(出品者側の操作もあるんでしょうけど。)
その日もいつものようにユンボを物色していると、11万円で残り10分のポンコツマシンが。まぁどうせいつもみたいにすぐ抜かされるでしょと思い、入札してみました。
…誰も入札しないし(-_-;)
…あ、落札しちまった(;´д`)
ヤバい。本当はレジアスエースの荷台に乗るサイズのやつが欲しかったのに。
しかも結構距離感あるし…。一週間しか取り置きできないし。1.2tという微妙な重さと、全長3.5mくらいの微妙な長さだし。レジアスエースには載らない。
急いで陸送屋の見積を取ってみました。同時にセーフティローダーの借りれるレンタカー屋も探します。
陸送屋は、安くて12万円くらい。高いと20万円くらいでした。…辛いな。車両が11万円なのに陸送が20万円とか。
ローダーのレンタカーは、安いところで2万円くらい。高いところで3万円くらい。
但し、交通費は自腹なのでプラス5万円くらいでしょうか。事故等のリスクもありますし、24時間で返却しないといけません。
そんな中、怪しげな陸送屋を見つけました。5万円~とうたっていたのでひとまず連絡。7万円とのことでした。でもそのあと会議とのことでそれ以上話は出来ず。
数日連絡がつかないので、ローダーレンタル屋に予約して陸送屋に断りの連絡を入れたら、予定を入れてしまったので困るとのこと。
???なんだこいつ。仕方なくローダーレンタル屋にキャンセル料を払うことに。
引き取り当日、やはり陸送屋は連絡つかず。出品者に待ってもらったが結局夜になってしまったのでその日は中止。
翌週陸送屋から連絡があり、今から取りに行くと言うので、さすがに今日の今日は失礼だとキャンセルしました。おそらく白ナンバーの違法業者だと思います。社会人としてのモラルが破綻していますし、そんな業者に積荷を預けられません。やはり安すぎる業者は裏がありました。
取り置き料も発生してしまっているので、もはや自分で取りに行くしかなくなりました。先日のローダーレンタル屋に再度連絡して強行スケジュールで取りに行きます。土曜朝9時に出発~日曜朝9時に返却です。
そこのローダーレンタル屋は、普通のレンタカーや販売もやっているのですが、周辺の道路がえらく狭いんです。そしてホイールローダーはかなりでかいです。
ホイールローダーは基本1ナンバーの3t車です。そして後方がかなり長いです。
慎重に出発しましたが、最初の曲がり角が曲がりきれません…(;´д`)何度も切り返しているうちに…。
バキバキバキ!
…やってしまいました。最初の曲がり角で。
取り敢えず養生テープでとめて出発しました。なんせ時間がないので。道中、ここ以外は特に問題なくクリアしたんですけど、まだ車格に慣れていなかったのもあり残念な結果に。
実は悪い予感がしていたので「ワンデー保険」に入ろうとしたんですけど、1ナンバーの商用車は入れなかったんです。
後日、修理代を10万円程払うはめになりました。結果的に陸送費用が20万円近くになってしまいました。結果だけ見ると12万円の陸送屋に頼めば良かったのですけど、まぁ賭けに負けたと言うことです。でも初めてのセーフティローダーでの陸送も経験できたし、授業料だと思って諦めます。
と言うことで、WB04とご対面。
この車体、本来はガソリン車なんですけど、何故かエンジンがヤンマーのディーゼルエンジンに換装されています。
ヤンマーディーゼルNS75Cと書いてあります。
あとで調べてみました。
パネルを見てみると…
諸元はあとでクグろう。それよりもセルスターターが斬新です。
流行りのスターターボタンです。
ローダーへの積み込みは、出品者さんがやってくれました。バッチリ固定してトンボ返りです。
途中のPAにてパチリ
当然東京の自宅には置けないので、創造倉人-Creative Croudo-まで置きに行きます。
到着は結局夜になってしまって、近所迷惑になるので車内で寝て翌朝荷下ろしすることにしました。1ナンバーなので運転席~助手席まで横に寝れます。
翌朝、ローダーから下ろすのは何てことなかったんですけど、敷地までの緩い坂道が全然上らないんですよ。なんかエンジンの駆動がうまくシャフトに伝わっていない感じ。
でも、ローダーを9時に返却しなきゃいけないので、ブルーシートをかけて借りている駐車スペースに置いていくことにしました。
後日、車両を調べてみると、エンジンとシャフトを繋いでいるVベルトのテンションが甘いようです。そもそも多分これ後付けですね。ヤンマーディーゼルエンジンの駆動を無理矢理シャフトに繋いでいるんでしょう。
逆にシンプルで良いですけど、調整ナットを目一杯締めてもまだ緩いです。なので間に詰め物して締め付けました。多分近い将来切れますね。とは言え、今はうちの敷地まで移動させるのが先決です。
ベルトのテンションが張れたので、リトライです。
おぉー登る。登るぞ。
なんとか敷地まで移動できました。ついでに少し動作確認してみましたが、多少シリンダーが怪しいところもありますけど、何とか掘れます。
ひとまずしまいます。
このあと、作動油の交換だけはしておきました。あとは追々整備しないといけませんね。ちゃんと使えるようになるといいけど。