前回に続き、新生「ヤンゾスター」の改造をしていきます。
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シートポストの交換
ベース車両を入手した段階でサドルポストが折れていたので、クラシカルなサドルを付けたのですが、デフォルトシートより乗車位置が前すぎて乗りにくかったので、サドルを後ろにオフセットします。
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やぐらの目一杯後ろでも全然足りないので、自作するか迷った結果、レインボーのビーチクルーザー用のセットバックシートポストを買いました。
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当然シートポストの経が合わないので、変換アダプタも購入。
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…したんですけど、取付の時になってアダプタを紛失…orz
仕方無く、それまで付いていたシートポストを切って、パテを駆使して自作アダプタを作成しました。紛失したアダプタ出てきたら付け直そう。アダプタを買ったほうが安い絶対。
ガソリンタンクを前にオフセット
キットのガソリンタンクからフュエルホースへ繋ぐ部分がやたらと長いため、キャブへの経路が登りになってしまいます。
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これは良くないので、せめて水平か、出来れば下りにしたいのですが、タンク後方だけ持ち上げると格好悪くなってしまいます。
そこで、ギリギリまで前に(フレームが上っているので)オフセットして、且つ少しだけ後方を持ち上げました。
マフラーの取り回しを変更
ジャックシャフトの装着によってエンジンを左側オフセットから右側オフセットに変更したので、マフラーの取り付け部分が思い切りフレームにかかります。
フレキシブルマフラーのフレキシブルじゃないところが当たってしまうので、この部分を曲げます。
やはり調整機能の無い溶接機ではパイプの溶接は難しいですね。プロなら何とか出来るんでしょうけど、僕みたいな素人はもう少しちゃんとした200vのやつのほうが良いんでしょうね。
なのでパテで誤魔化します(*´艸`*)
これで何とか収まりました。
あとはフレキシブル部分を曲げて、クランクやフレームに干渉しないようにします。
これでマフラーは大丈夫でしょう。(後日、試運転の時に、誤魔化し部分のパテが割れて爆音仕様になったのは秘密です。)
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ジャックシャフトの導線を変更
前回のジャックシャフトの取り回しだと、キックスタート時にすぐにチェーンが外れてしまうので、ジャックシャフト周りを作り直しました。
クランクがスプロケ直下であれば、それほど問題は無いんですが、キックスタート時とエンジン駆動時で、テンションが逆になるんですよ。なのでスプロケ付近にカバーをしてみたり。
色々やって試運転してを繰り返しています。
取り敢えずこの状態で数日通勤したりしてみましたが、シフトチェンジの時にチェーンが外れることが多かったので、多分ディレイラーでチェーンが横移動したときに干渉するのかなと思います。
今後はこの辺りを詰めていきたいです。
因みに、途中の写真にはあるのに、動画には映って無いパーツは、失敗作です。一応紹介。
今回の失敗パーツ達
プルスターター
リコイル式のプルスターターをつけてみたんですよ。これをつければキックスタートしなくていいんで、チェーンのテンションがエンジン側だけ気にすれば良いかと。
装着して、リコイルしたらちゃんとエンジンかかったんですけどね。
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アイドリング中に紐が切れてグリップが吹っ飛びました。ワンウェイクラッチがショボイんでしょうね。
結局外しました。
パワーフィルターと自作インマニ1号
前回付けたレーシングキャブレターとブーストボトルでエンジンはかかりましたが、暖気後アイドリングがフルスロットルくらいに上がってしまいます。
プラグを見るとまっ白なので、極端に薄い状態。なので濃い方向にしようと、レーシングキャブレターとブーストボトルをやめてノーマルキャブに。
その際、ノーマルのインテークマニホールドだとフレームに干渉するので、曲がった形状のインマニを自作。
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この状態で、ニードルを一番濃くしてもアイドリングが上がってしまうので、原因は2次エアであると予測しました。
ここまでが失敗パーツ達です。
動画の状態までに改良した部分
液体ガスケット塗布
アメリカのモペッドキットのサイトのTipsによると、エンジンのかからない原因の大部分はキャブセッティング、プラグの点火の状態で、圧縮は数%の可能性だと書いてありました。
なので、この部分はさほど気にかけなかったのですが、2次エアを吸っているとなると、いよいよここに踏み込みます。
エンジンの腰上を一旦バラし、各ガスケット部分に液体ガスケットを追加しました。結構多めに。
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ノーマルエアクリと自作インマニ2号
2次エアは、特にインマニが怪しいです。なのでこれまでの溶接の集大成として、パテ盛り無しで本気溶接をしました。
パイプ溶接、初めて穴あけずに出来ました。溶接棒のカスとかで肉盛しながら無理やりですけど。
これにノーマルキャブ、ノーマルエアクリをニードルデフォルトで装着。出来るだけ濃い状態からテストします。
あと、試運転中にドライバーでのアイドリング調整が面倒だったので、手回しできるパイロットスクリューにしました。
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この仕様で試運転したところ、暖気後に少しだけアイドリングが上がる状態をキープ。夏場だったので、ニードルを1段だけ濃くしたところ安定しました。
この状態が動画のものとなります。
その7に続く。