前回エンジンをマウントしたので、今回は電装系を取り付けていきます。
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まずは配線図
調べると、この自転車エンジンキットの発電量はほぼ皆無らしいので、エンジンからの充電は無くしました。ステーターコイルからはプラグのスパークのみです。
その代わり、後輪に12vのリムダイナモを設置してバッテリーを走行充電する仕様にしました。
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走行充電といっても大して期待はしていません。補助的なものとして、基本的にバッテリーを取り外して自宅で充電させます。
節電のためヘッドライトはじめ、すべての灯火類はLEDを使用しました。バッテリーは小さいものを使用します。
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各配線にタグ付け
ヘッドライトやハンドルスイッチは安物のバイク用パーツを使いますが、中華製なので配線の色が何とも怪しいです。何となくホンダ用の配線カラーっぽいけど、そうでも無かったり。
なので、各配線にタグを付けました。覚えてらんないので。
右ハンドルスイッチを改造
最近の(と言うか旧車以外の)バイクは常時ライトオン仕様になっているのですが、このモペッドは電装とイグニッションが分離されているので、電装オフが欲しいところです。
今回購入した右スイッチは3段式スイッチなので、
- OFF
- スモール
- ヘッドライトオン
になるはずなんですけど、「1.」にしてもスモールが点きます。恐らく常時ライトオン仕様に改造されているんだと思います。
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3個並んでいる配線の真ん中がアース線になっています。つまり、スイッチの真ん中「2.」と「1.」が同じ働きをします。「3.」は青白なのでヘッドライトですね。茶色線は電源。
そこで、アース線と白茶線を入れ替えます。
こうすると、「1.」にした時に電気が流れなくなります。
後輪にリムダイナモ設置
発電用の12vブロックダイナモを後輪に着けました。
リムに当てるとフェンダーに接触するので、フェンダーをちょこっとカット。
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ダイナモの交流電流を全波整流して直流12vに変換するレギュレーターを装着します。
ブラインドナットは結構使えますね。ハンドナッターはレジアスエースのシートを着ける時に買ったんですけど、思いのほか使ってます。
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反対側にはCDIを着けます。
このアメリカンチャリのフレームのタンク部分は平になっていて、色々着けられます。イイネ(゚∀゚)!
ホーンを装着
これも重要保安部品。鳴らすことはあるのだろうか。バッテリー食いそうだからなー。でも着けないとダメ絶対。
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ハーネスをまとめたい。
シンプル配線なんですけど、ボディアースを取らずに全てアーシングしているので、結構配線がゴチャってます。
良い感じにまとめたいけど、ヘッドライトとフロントフォークの間のスペースに納めなくてはいけません。
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取り敢えず、物置にあった某鼠のキャラクターの巾着にねじ込みました。(後で黒い巾着を買いましたけど。)
バッテリーは、バイク用のツールバッグにぶち込みます。
一先ず電装系は装着できたので、灯火テストをします。
ヘッドライトの中のLEDが逆についてますね。さすがチャイナクオリティ。これは後で直します。
この後、エンジン始動テストをしてみましたが、アメリカンチャリは漕ぐのに体重をかけることが出来ないため足の力のみでシリンダーを動かさなくてはいけないことが発覚。
頑張って漕いでみたけど、かかりそうでかからない。吸排気系も何か不具合がありそうです。
現実的に脚力のみで走りながらエンジンスタートさせることは不可能なので、別の方法を考えます。
さらに、漕いでいる時に
「ギャギギ!」
という音が。…あ、逝った。
前に排気量チェックした時に折れたピストンリングの代わりに入れていたヤマハのピストンリングではダメでしたね…。(当然)
かなり深く傷ついてしまって多分ダメなので、このエンジンは部品取りにしてエンジンだけ買い直そうと思います。(余計な出費が…。)
前は自転車エンジンキットとして買ったので同じ商品が安かったアリババでしたが、今回はエンジンだけで大して価格差が無いのでアマゾンで買いました。
似て非なるエンジンだった。
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同じエンジンだと思ってポチったんですけど、なんかちょっと違う。
使われているビス類が前のはヘキサ穴だったのが+だったり。
前のは無印だったシリンダーに刻印してあったり。
刻印があるので、登録する時は使えそうですね。
しかも出力が3.5kwとなっています。前のが2.3kwなので、かなりパワーアップします。
しかし大きな問題が。
前のエンジンのフロント側のフレームサイズは34mmだったのですが、今回のは28mmです。
マウント用のスタッドボルトもM6になっています。これは大した問題ではないんですけど。相変わらずひん曲がってるし。
気になって調べてみたら、前のも今回のも、いわゆる「BTエンジン」の模造品なんじゃないかなと思います。
パクリの解釈違いというか、想定している自転車の仕様違いというか。別々のメーカーでBTエンジンをパクった結果、仕様が違うのかと。
このままでは搭載できないので、エンジンマウントに合わせて穴を広げます。
穴を広げると、当然スタッドボルトのネジ穴が壊れるので位置を変えてネジを切り直します。
これで新エンジンが載せられるようになりましたが、始動テストの時に全然エンジンがかからなかったので、次回は他のパーツも強化してみようと思います。
「モペッドを自作する話_その3」への2件の返信
[…] エンジン周りが搭載出来たので、次回は電装系を装着していきます。 […]
[…] 前回、新エンジンが載るようになりましたが、ついでに他のパーツも強化してみようと思います。とにかく一度エンジンを始動してみないと次へ進めないので、まずは始動させることを […]