風呂場の換気扇を交換した話

換気扇が壊れた

東京の我が家は、築25年の中古住宅でリフォームを途中で頓挫した物件だったので、格安で購入できました。その代わり、リフォームされていない部分がいつ壊れてもおかしくない状況なので、都度修理していく必要があります。

今回、以前から怪しかった風呂場の換気扇がお亡くなりになったので、交換する事にしました。修理を業者に任せると、物件を格安で買った意味がなくなるので、DIYでやります。

因みに、今回の作業は宅内配線はいじらないので免許不要ですが、諸々の修理で必要になってくる「第二種電気工事士」は持っていると便利ですし、電気工事をする自信にもなります。一応国家資格ですし、試験自体はそれほど難易度は高くないのでおススメです。

「第二種電気工事士」免許取得の話はこちら

修理を始めます

我が家の風呂場は、一昔前のユニットバスなので換気扇が別体になっています。

最近紐が切れた

カバーを外してみます。

なかなかのやれ具合

実は入居時に、換気扇のダクトに鳥の巣があり、先住民として暮らしていました。最初に換気扇を作動させた時にバタバタと飛び立っていきました。

鳥の巣は撤去しましたが、トラップがまともに開かない状態で使っていました。結構洗ったけど獣臭かったし。

型番発見

取り敢えず型番(FY-13UD)を検索してみましたが、古すぎる為廃版でした。が、さすが世界の松下電工です。代替品がありました。型番は(FY-13U2)です。

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資材が来た

すぐ来ました。アマゾンでも買えますけど、この手の建築資材は楽天の方が品揃え豊富ですね。楽天で買いました。

綺麗な外箱(アリババ比)
ちゃんとしてる(アリババ比)

当たり前ですけど、日本語の説明書が付属しているので、安心です。

読める説明書(アリババ比)

外すぞ

新しい換気扇が用意できたので、古い換気扇を外していきます。

…と思ったら、ビスが完全に死んでいます。

さびさびですね
ミゾも原形をとどめてない

ビスを無理やり抜くやつ「エキストラクター」でやってみたけど、元のビスがボロボロ壊れてしまい無理でした。

せっかく使えると思ったのに

なので、ドリルでねじ頭を破壊して外しました。

何とか外れたけど

頭を破壊しただけなので、スクリュー部分が残っています。

まさに風穴が空いたぜ

残ったネジは「ネジザウルス」で掴んで外しました。

これ地味ですけど、ジャンク品を扱うときに重宝するんですよねー。ネジザウルスはあると便利ですよ。

一家に一台ネジザウルス

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網をなおす

一部同時進行で進めていましたが、排気ダクト部分です。

こちらは、防鳥網が破損していて、文字通り防鳥効果がなくなってしまい鳥が巣を作る結果となっていました。

鳥の玄関

型番は(FY-HBA10)となっており、当然廃版なので、後継機種を探すと(FY-HS18)というプラスチックのタイプのようです。

交換するのがお手軽なのですが、排気ダクトを交換するためには、外から作業をしなくてはなりません。そして今回の風呂場が2Fの風呂場なんです。ただでさえ2Fで高所なのに、さらに換気扇の位置は最上部です。

2.5mの脚立を持っているので、伸ばせば5mですが、ギリギリすぎて危険だと思います。そこで窓から身を乗り出して網だけ補修することにしました。(それはそれで危険ですが。)

ほとんど網がない

とりあえず網を外します。ビス1個と残りは引っ掛けでついていました。

屋外用コンセント

コンセントを抜きます。ダクト側の穴が小さいので、コンセントを分解します。

外した

ダクトの穴を通して配線を抜きます。

長年のクセがすごい

これで旧型の取り外し完了です。

長年お疲れさまでした

この後ダクト内をシャワーとタワシとスポンジでゴシゴシ掃除したので獣臭がなくなりました。

次に、壊れた網を補修していきます。

東京だと、スズメが入らない程度のサイズで十分なので、100均の何らかの網をはめておこうと思います。

100均の何らかの網

100均の何らかの網を大体の大きさにカットして元の網に針金で括り付けます。最終的にダクトの枠部分に乗っかるので、適当に括り付けています。元のビスで固定します。

ハチドリくらいしか通れまい

これで当面は大丈夫でしょう。

いよいよ新型換気扇を付けていきます。

取り付けるぞ

黒くて固いぞ

新型には、旧型には無いパーツが付いていました。

ドレン板です。

聖剣ドレンボード

換気扇内に発生した水分をスムーズに排水するパーツですね。旧型には付いていなかったので、何か問題があったのでしょう。それか前の業者が付け忘れたか。

狭くて作業しにくい

ダクト内は狭いのでミニラチェットで作業。ここら辺はどうということもないですね。

先ずは配線から入れます。

クセがない( *´艸`)

配線を通してからコンセントを組み立てます。

本体をセット。本来なら換気扇の枠の木材ごと交換する事になっているので、定位置にビスを打てば良いのですが、今回は枠を変えずに交換したので、元のビス穴が使えません。

なので、本体ごと別の場所にドリルで穴を空けてビスを打ち直します。

蒸着!

つーいたついた。

…と思ったら、排気トラップのシールはがし忘れてた。

開かない…

すぐ付け直しました。

気を取り直して動作確認です。

動作確認

ばっちり動きました。

そして何より驚いたのは、作動していないかと思うくらいの静音性。旧型は、外の音も聞こえないくらいの大音響だったのに。

これでまた一つ快適になりました。